ニキビができたら、刺激を与えないようにむやみに触らないことが大原則です。
しかし、ニキビが痒くなるとどうしても引っ掻いて痒みを鎮めたくなりますね。
ニキビが痒い原因と、痒い時にできる対処法についてご紹介します。
この記事の目次
ニキビがなぜ痒くなるのか?
炎症が痒みをもたらすケース
アクネ菌による炎症が進んだニキビは、熱を持ったり赤く腫れて痒みや痛みを伴うことがあります。
これは「ヒスタミン」が原因。
ヒスタミンは、炎症の元となっているアクネ菌を排出するために、痒みを起こさせます。
この時、肌は
痒い→肌を引っ掻く→痒みの原因が肌の外へ出やすくなる
こうした反応を起こすためにヒスタミンが分泌されるのです。
しかし、この作用自体はとても荒っぽい方法なんですよね。
肌を引っ掻くとニキビ跡ができたり、ニキビがもっと悪化してしまうことがあります。
つまり、美容面から見えれば、引っ掻くのは厳禁なのです。
肌の乾燥が痒みをもたらすケース
特に大人ニキビの場合は、乾燥がニキビの原因になることが少なくありません。
よく冬場に肌の痒みを感じている人はよくご存じだと思いますが、肌が乾燥すると、肌は痒みを感じやすくなりますよね。
乾燥した肌にニキビができれば、当然痒みを感じやすいわけですから、乾燥が痒みの原因となってしまいます。
ニキビが痒い時の対処法
ニキビが痒い時は、絶対にニキビのある部分を引っ掻かないようにしましょう。
特に、不潔な手で引っ掻くのは最悪です。
ニキビが炎症している場合
ニキビが炎症している場合は、抗炎症作用のあるニキビ薬を塗ると炎症を抑えながら痒みを減らすことができます。
また、ニキビで顔全体に痒みがある場合は、冷たい水で濡らしたタオルや保冷材を使う方法があります。
肌を冷やすことで炎症がひどくなるのを防ぎ、痒みを軽減してくれます。
保冷剤を使う場合は、タオルでくるみ直接肌に保冷材が付かないようにしましょう。
肌が乾燥している場合
乾燥が原因の痒みには、保湿が一番効果があります。
保湿力の高い化粧水を使ったり、空気の乾燥を感じたらミストスプレーを活用することで乾燥による痒みを抑えられます。
また、水分補給もしっかり行い、体の中から潤すようにしたいですね。
肌が乾燥している場合は、肌のピーリングやスクラブはお休みしましょう。
おわりに
ニキビが痒い時は、つい引っ掻いてしまいたくなります。
しかしぐっと堪えて、ニキビや肌の状況に合ったケアをして痒みをやわらげるようにしましょう。