体質というのは、親から受け継ぐケースが多いです。
ということは、親がニキビで悩んだ経験がある場合、子供に遺伝してニキビができやすくなるのでしょうか?
その答えは、半分本当で半分は嘘。
ニキビが遺伝する、というのはどこからどこまでが本当なのでしょうか?
ニキビ自体は遺伝しない
実は、「ニキビ自体」は遺伝しません。
いわゆる遺伝病ではないので、ニキビは遺伝だから仕方ないと諦める必要はないのです。
肌質は遺伝しやすい
例えば、親が脂性肌の場合子供も肌質を受け継いで脂性肌になりやすい傾向があります。
脂性肌を受け継いだ場合、ニキビが「できやすい肌質」といえます。
また、毛穴の大きさも遺伝しやすく、毛穴が小さいと皮脂が詰まりニキビができやすくなってしまいます。
これらのことから、ニキビ自体は遺伝しないけれどニキビができやすい肌質は遺伝するといえます。
親の生活習慣を受け継いでしまう
家庭により、生活習慣がまったく違いますよね。
特に食生活はニキビと直結しているので、例えばお菓子をよく食べる習慣のある家庭で育つと、大人になってもお菓子を食べるのが習慣になってしまいます。
夜食を食べる習慣や野菜をあまり食べないケース、共働きでコンビニ弁当ばかりを食べている家庭など、家庭によって食生活はかなり違います。
大人になると育ってきた環境と似た食生活を送りやすいので、ニキビができやすい環境にいた場合は、食生活が「遺伝」したのと同じになってしまいます。
食生活以外にも、深夜まで起きていたり運動不足、掃除が不完全、お風呂にあまり入らないなどの理由から、ニキビができやすい生活習慣が身についてしまっているかもしれません。
肌質に合ったケアでニキビは防げる
でも肌質は遺伝してしまったからニキビができやすいのは変わらないでしょ?、とあきらめる前に、自分の肌質を見極めてニキビのない肌になることは可能です。
まずは自分の肌質を知り、肌に合ったニキビケアをしましょう。
よくない生活習慣を断ち切る
子供のころからの習慣を変えるのはなかなか身に付きにくいことも多いかもしれません。
私も、お菓子を必ず食べる習慣があり、止めるのが難しいです(笑)
しかし食べ物は肌に直に影響を与えるので、たくさん食べないとか食べる回数を減らすなど無理のない改善をしていきましょう。
できれば夜10時までに寝る、適度に運動する、掃除の習慣を身に着けるなど少しずつチャレンジしていきましょう。
おわりに
ニキビは遺伝しませんが、ニキビができやすい肌質は遺伝しやすいといえます。
肌質に合った正しいケアをすれば、ニキビを防いだり悪化しないようにすることは可能なので諦めないことが大切です。