鼻の中にまでニキビができる?その原因とケア方法
鼻の中に異物感があったり、触ると痛みがあったりという経験はありませんか?
実は、ニキビは鼻の中にもできることがあります。
どうして鼻の中にまでニキビができてしまうのでしょうか?
その理由と、日頃からできる予防法や改善法をご紹介します。
この記事の目次
どうして鼻の中にニキビができることがあるの?
外気に触れることがなく、粘膜部分である鼻の中にニキビができるのは、肌への負担よりも菌の感染が主な原因です。
たとえば、風邪を引いて鼻をかみ過ぎてしまったり、鼻をほじったりする癖があると粘膜に傷がついてしまい、そこからアクネ菌などのニキビの原因菌が侵入して炎症を引き起こしてしまうのです。
また、鼻毛を抜くことも毛穴から細菌が侵入する原因に。
このように、鼻の中に痛いニキビができるのは、日頃の癖が原因によるところが大きいのです。
鼻の中のニキビへのセルフケアと予防法
鼻の中にできるニキビは、普段からの心がけである程度の予防が可能です。
以下のポイントを抑えて、ニキビの発生や悪化を防ぎましょう。
手指を清潔に保つ
手は物を持ったり触ったりと、一日のうちにたくさんの汚れが付着します。
その状態で鼻の中を触ってしまうと細菌が侵入してニキビを作ったり炎症を悪化させたりしてしまうため、できるだけ手指を清潔に保ちましょう。
石けんやハンドソープで洗ったら、最後にアルコール消毒液で殺菌を心がけましょう、
特に爪の間は汚れが溜まりやすいので、使い古した歯ブラシなどを使って汚れを丁寧に落としてください。
爪を切る
普段からネイルによって爪を長くしている女性は、鼻の中のニキビに注意が必要です。
特に鼻をほじる癖がある人は、長い爪によって鼻の粘膜に傷をつけてしまっていることが多いです。
また、ネイルをしているとネイルが剥がれないように気をつかってしまい、指先部分の洗浄がきちんとできていないのも原因の一つ。
鼻を触らないように気を付けても、すぐに癖はなくならないため、まずは鼻の中に触れても粘膜を傷つけない手元にしましょう。
そのため、鼻の中のニキビが気になる場合は、一度ネイルを休憩して爪を短くカットして、爪の間を清潔に保ってください。
また、ネイルをする場合でも爪の形はスクエアやポイントよりも、ラウンドなどの丸みを帯びた形状にすると粘膜を傷つけにくいです。
鼻毛は抜かずにカットする
伸びてしまった鼻毛はつい抜いてしまいたくなりますが、毛穴部分から細菌が侵入する原因になるので、必ず鼻毛用のハサミやカッターなどで処理するようにしてください。
通常のハサミは先端がとがっているので、誤って鼻の中に傷をつけてしまう可能性があります。
必ず、ハサミの先端が丸くなっている小ぶりの鼻毛切り用ハサミを使用しましょう。
また、鼻毛カッターは鼻毛切りハサミよりも価格が高いですが、電動のものであれば安全性が高く、短時間できれいに鼻毛をカットできるので、ニキビに悩んでいる人にはおすすめです。
価格は製品によって異なりますが、1.500円~3,000円ほどの値段で購入できるものが多いです。
鼻の中のニキビはつぶさないで様子を見る
ニキビが見つかったら、気になっても指などで触ってつぶしてしまわないよう注意しましょう。
鼻毛が生えている部分は、呼吸をした際にゴミやほこりを体の中に取り込まないよう、フィルターの役割をしているので、雑菌が溜まりやすい箇所です。
そのため、このような不衛生な環境にあるニキビをつぶすと炎症が進みやすく、完治するまで時間がかかる原因になるので、気になっても指を入れないよう注意してください。
ビタミン類とムチンを摂取する
鼻の中にできるニキビは、体内のビタミン類が不足しているのも原因の一つです。
特にニキビはビタミンC、B系の不足によって起こりやすいので、これらを食べ物やサプリメントで普段から補うようにしましょう。
ビタミン類は柑橘系のフルーツ、緑黄色野菜、レバーなどに含まれています。
また、鼻の中などの粘膜部分を正常に保つにはムチンが効果的。
このムチンは納豆やオクラなどネバネバした食材に豊富に含まれているので、食事メニューに積極的に取り入れてください。
鼻の中にできたニキビの治療法は?
鼻の中にニキビができたら、自宅での治療法としてオロナインを塗る方法がおすすめです。
具体的な手順は以下を参考にして下さい。
①清潔な綿棒にオロナインをつけます。
②洗顔後に鼻の中に綿棒を入れて、ニキビの部分に薄く伸ばす様にして塗ってください。
③1日に朝と夜の2回、洗顔後に塗りましょう。
炎症している赤ニキビに対しては、1週間ほどオロナインを塗ると炎症が落ち着いてきます。
オロナインを塗る際はニキビをつぶさないよう注意して塗ってください。
また、オロナインを塗っても炎症が引かない、もしくはニキビが膿んでいる状態の場合は早めに皮膚科を受診して適切な治療を受けることも大切です。
おわりに
鼻の中のニキビは痛みをともなうことも多く、鼻をかむのがつらく感じることもあります。
粘膜に傷をつけないよう清潔に保ち、鼻の中のニキビを予防していきましょう。