ムダ毛処理はニキビを慢性化させる!?カミソリ負けを防ぐコツ
女性にとってムダ毛処理は時間と手間がかかってしまい、とても面倒に思ってしまうもの。
特に露出の多い夏の時期は、毎日のようにムダ毛処理を続けて、カミソリ負けを起こしている人も多く、肌荒れやニキビが慢性化する原因の一つです。
この記事の目次
カミソリ負けのニキビは「毛嚢炎」の可能性がある
カミソリ負けの部分にできたニキビは、通常のアクネ菌が原因とは限りません。
「毛嚢炎(もうのうえん)」という毛穴の炎症が原因であり、顔のニキビと同じ治療薬を塗っても改善せず、かえって炎症を悪化させてしまうのです。
毛嚢炎は、顔にできる赤ニキビと違い、あまり隆起せず表面が滑らかで赤みがあるのが特徴。
毛穴に皮脂が詰まったことよりも、カミソリによる肌への刺激が原因のため、肌がカミソリ負けをしづらい環境を作ることが改善への近道なのです。
カミソリ負けを防ぐにはどうすればいい?
カミソリを使う前に肌を濡らす
カミソリによるニキビを防ぐには、まず毛穴をしっかりと開き、ムダ毛が抜けやすいようにしておくことが大切。
そのため、まずは処理したい部分のムダ毛をお湯で濡らしておくか、蒸しタオルなどで温めて毛穴を開いておきましょう。
お風呂でカミソリを使う場合は、湯船に浸かってからがおすすめです。
専用のシェービングジェルを使う
お風呂でカミソリを使う場合、石鹸やボディーソープを泡立てて使っている人が多いです。
しかし、ボディーソープは界面活性剤が入っており、肌の角質が柔らかくることでちょっとした刺激でも肌がダメージを受けてしまいます。
その結果、肌荒れを起こしてニキビを発生させる原因になるので、カミソリを使う場合は必ずカミソリ用のシェーピングジェルやフォームを使うようにしましょう。
男性用のものでもかまいませんので、ドラッグストアなどでカミソリコーナーのそばにあるシェービングジェルを用意しておいてください。
毛の流れに合わせて少しずつ剃る
カミソリでムダ毛処理をするときは、基本的に毛の流れに合わせて剃るようにしてください。
毛の流れと反対に沿って行くと、毛がカミソリに引っ張られて毛穴や皮膚を傷つけてしまいます。
どうしても剃り残しがある場合は、気になる箇所だけを逆さに剃っていきましょう。
ただし、逆さに剃る場合は繰り返し剃らないようにし、1回と決めておくことで肌へのダメージを最低限にすることが大切です。
カミソリを使った後は念入りに保湿する
カミソリを使ったあとの肌は、ムダ毛と一緒に角質が剥がされてしまい、刺激に非常に敏感になっているため肌荒れを起こし、ニキビが慢性化しやすいです。
そのため、カミソリを使ったあとは必ず保湿をして肌表面をバリアし、刺激から守るようにしましょう。
毛穴詰まりを起こさないよう、いきなりボディクリームを塗らず、まずは化粧水で水分をしっかりと浸透させてから、乳液→クリームの順でフタをするのがコツ。
男性がヒゲ剃り後に使う顔用のローションを使うのもおすすめです。
カミソリは清潔に保とう
使った後のカミソリを、そのままにしておくと皮脂が付着した刃の部分から菌が繁殖し、次回使った時に肌荒れを起こしてしまいます。
そのため、カミソリ後は必ずキッチン用などのアルコールスプレーで除菌をするようにしましょう。
浴室は湿気が多く、カビや雑菌が繁殖しやすい環境のため、しっかりと水をきったら風通しの良い場所で保管をしてください。
カミソリの交換頻度
カミソリは肉眼で見えなくても、使うたびに少しずつ刃こぼれを起こしています。
切れ味が落ちたままのカミソリを使っていると、一度でムダ毛を剃り切れなかったり、横滑りしたりして肌を傷つける原因に。
少しでも切れ味が悪いと感じたら、早めの交換がおすすめです。
また、刃が錆びたり雑菌が繁殖したりしてしまわないよう、1か月に一度は新しいものに交換してください。
T字カミソリよりも電動シェーバーを使おう
T字カミソリは、安価で入手しやすいですが皮膚を傷つけやすく、肌荒れを起こしてニキビができる原因になることがあります。
今までT字カミソリを使っていて、カミソリ負けを頻繁に起こしている場合は、電動シェーバーに切り替えるのをおすすめします。
電動シェーバーは、肌に押し付けても皮膚を傷つけずに毛を切断する構造になっているため、カミソリよりもカミソリ負けが起こりにくいアイテム。
また、T字カミソリよりもムダ毛を処理しやすく、力もさほど使わないため時短につながるというメリットも。
ただし、電動シェーバーの場合でも続けて使っていると切れ味が落ちていくため、内刃は2年、外刃は1年を目安に交換することを忘れないでください。
おわりに
ムダ毛処理は肌を傷つけやすく、肌荒れを引き起こしてニキビが慢性化する原因。
しかし、ムダ毛をそのままにしておくのは難しいため、カミソリ負けが気になる場合は思い切って脱毛をするというのも一つの方法です。
ムダ毛を処理してきれいな肌を手に入れるはずが、カミソリ負けによって肌荒れを起こしてしまっては元も子もありません。
そのためムダ毛を処理する際は、必ず清潔な状態で行い保湿を心がけましょう。