乾燥した時期に起こる静電気!実はニキビとも深い関わりがあった?
乾燥する秋や冬は、ドアノブなど何かに触れた際に起こる静電気に悩まされる人が多いです。
このやっかいな静電気ですが、実はニキビとも関係があるのをご存知でしょうか?
ニキビと静電気の関係とは?
そもそも人の体で静電気が発生するのは、体内の水分量が不足して乾燥していることが原因の一つ。
湿度が低い秋や冬や外気も乾燥しており、夏よりも多くの水分をとらないことから、体の中も乾いてしまっている人が多いです。
静電気が起きやすい人は体内の水分が不足し、血液の材料が少ないことから全身の血流が悪くなりやすいのです。
血流が悪くなると、全身の皮膚に新鮮な酸素と栄養を行き渡らせることができず、皮膚の新陳代謝が遅れて肌が荒れる原因に。
さらに、体が静電気を帯びていると周囲のホコリや汚れを吸着するので、顔などの肌に汚れがついて不衛生な状態になり、肌が荒れたりニキビができやすくなったりするのです。
静電気への対処法
体を弱アルカリ性にする
静電気体質の人は血流が悪いと上記しましたが、血液がドロドロだと体内で酸化が進み、本来弱アルカリ性の体が酸性に傾いてしまいます。
酸性になっていると、電気を体内に呼び込みやすくなるので、体を弱アルカリ性に戻すのが静電気体質を改善するコツ。
弱アルカリ性にするためには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを積極的に摂取しましょう。
一日の目安摂取量を摂るにはサプリメントがおすすめですが、食材だといわしの煮干しは100gで一日に必要なミネラル分を摂取することが可能です。
たとえば、粉末にしてふりかけにしたり、お味噌汁に加えたりして積極的に食べるようにしましょう。
マイナスイオンを体内に取り入れる
静電気が体に溜まるとマイナスイオン(マイナス電気)の量が減ります。
マイナスイオンが減ることで、体内の血液が酸性になっていき血をドロドロにしてしまうため、活性酸素が増加します。
この活性酸素は、人の体を老化させる物質でありニキビや肌荒れ、シワやくすみなどあらゆる肌トラブルを引き起こす原因に。
そのため、マイナスイオンを増やす工夫をしてみましょう。
手軽にできる方法としておすすめなのが、電解質飲料であるミネラルウォーターを摂取すること。
静電気を防止する上に、水分をしっかりと補給することで血液をサラサラにする作用もあります。
健康にも良く美肌のサポートにもなるため、最低でも一日に500mlのペットボトル1本分のミネラルウォーターを飲みましょう。
冬には鍋料理を食べる
鍋のお湯が沸騰した時に出ている湯気にも、たくさんのマイナスイオンが含まれています。
また、寒い時期に暖かい鍋を食べることは水分不足や野菜不足を補い、肌へ新鮮な栄養を与えることができるのです。
静電気対策にもなり、健康を作る料理ですのでぜひ寒い時期は野菜や魚介類をたっぷりと入れた鍋を食事メニューに取り入れてみましょう。
おわりに
ひんぱんに起きる静電気は、水分不足でニキビができやすい体内環境になっているのを知らせてくれているものでもあります。
静電気を除去するブレスレットなど、さまざまなアイテムが発売されていますが、最も大切なのは体内の水分を補い血液をサラサラにすること。
ミネラルウォーターなどを積極的に取り入れ、体の内側からニキビをケアしていきましょう。