大根は実も葉も栄養たっぷり!丸ごと食べてニキビを予防しよう
おろして焼き魚に添えたり、煮物の具材にしたりと和食に欠かせない大根は、ダイエットなど多くの健康効果がある食材として有名です。
そんな大根葉実の部分はもちろん、葉の部分にもニキビケアになる成分がたくさん含まれているのです。
この記事の目次
大根と大根葉がニキビに効く理由
抗炎症作用
大根の独特の辛みの成分であるイソチオシアネートは、殺菌作用や抗酸化作用などさまざまな菌を除去する効果があります。
その中でも特に抗炎症作用効果が高く、赤ニキビのような炎症を抑えて改善に導くことができるのです。
イソチオシアネートは大根の根っこの部分の方に豊富に含まれているので、下の部分からすり下ろして、辛みの強い大根おろしにして食べるのがおすすめ。
ビタミンEとβカロチン
大根の葉っぱ部分には、強い抗酸化作用のあるビタミンEと、そのビタミンEの働きをサポートするβカロチンの両方が含まれています。
そのため、でき始めのニキビの成長を止め、炎症を起こす前の状態で治癒させる効果があるので、葉っぱの部分も捨てずに食べるようにしましょう。
乾燥させた切り干し大根は栄養価が高い
乾燥させた切り干し大根は、大根の栄養価がさらにアップするため、少しの量で効率よくニキビに効く成分を体に取り入れることができます。
ビタミン類、カルシウムは生の状態の約10倍、鉄分は約30倍にもなるので、切り干し大根は常にストックしておきたい食材です。
おすすめは切り干し大根の煮物にたっぷりのゴマを追加するレシピ。
ゴマには皮脂の分泌を調節するビタミンB2などのビタミン郡が豊富に含まれているため、切り干し大根と組み合わせることで高い抗酸化作用と、過剰な皮脂分泌を防いで大人ニキビの改善が期待できます。
ゴマの一日当たりの目安摂取量は大さじ1~2杯程度なので、普段の切り干し大根の煮物の仕上げとして入れてみましょう。
大根葉は生食がおすすめ
大根葉を細かく刻み、納豆やじゃこと混ぜたり、サラダの具材にしたりして、生で食べる方法がおすすめ。
刻むだけなので手間がかからず、熱に弱いビタミンCの成分を壊さずに摂取することができます。
また、大根葉に含まれるビタミンEとβカロチンは油と一緒に摂取することで体内への吸収率がアップする油溶性のため、ごま油をかけて食べると風味も豊かになり、おいしくいただけます。
サラダにする場合はドレッシングに使用するオイルをごま油にするなど、自分の食べやすいメニューにして食べてみましょう。
大根のおろし汁でニキビケア
できてしまったニキビの毛穴部分には、原因菌のアクネ菌が繁殖している状態です。
そこで、大根の殺菌作用と抗炎症作用によってアクネ菌を退治する効果があるのです。
大根をおろした際の汁をニキビの部分に塗ることで、アクネ菌を除菌して余分な脂質を分解できるため、炎症ニキビがある人はぜひ活用しましょう。
やり方は大根をおろした汁を清潔なガーゼに含ませて、炎症したニキビの部分に5分ほどパックするというもの。
殺菌作用を持つ大根のイソチオシアネートは、大根をおろしてから30分ほどで成分が壊れてしまうため、できるだけすり下ろしたてのものを使用してください。
特に入浴後の毛穴が開いた状態で行うと成分が奥まで浸透しやすいため、就寝前の時間帯がおすすめです。
長時間パックをしたままだと、必要な皮脂まで分解されてしまうため、必ず水で大根汁を洗い流し、清潔な状態にしてから就寝しましょう。
おわりに
大根は葉っぱから根っこの部分まで、ニキビに効く栄養素がたくさん含まれた食材です。
生食はもちろん、炒め物や煮物などどんな調理法にも合う食材なので、毎日の食事メニューに上手に取り入れてニキビをケアしていきましょう。