今や小学生でもメイクする時代となりました。
メイクをしたら必ずクレンジングしなければなりませんが、メイクをただ落とせればいいわけではありません。
なぜかというと、クレンジングで何を使うかで、ニキビが悪化したり肌の乾燥が進行してしまうことがあるからです。
肌質やメイクの濃さなどによってクレンジングを使い分けることで、より肌に負担をかけずにメイクオフすることは可能です。
この記事の目次
クレンジングは何のためにするの?
ある程度美容の知識のある大人女子ならわかることですが、小中学生くらいの時は、クレンジングをきちんとしていない人も意外といます。
メイクが落ちちゃったから洗顔だけでいいか、とクレンジングを省いてしまうのは危険です。
普通の洗顔ではメイク汚れは落ちない
例えば、ファンデーションには油分が含まれています。
ファンデーションの油分はふつうの洗顔料では落ちません。
最近のメイク用品は落ちにくくメイクがきれいな状態をキープできるタイプが人気なので、ちょっと洗顔したくらいでは完全に落ちないのです。
メイク汚れが肌に残ってしまうと、毛穴を塞いでニキビの原因になってしまいます。
また、メイクの油分をエサにアクネ菌が増えてしまうことも。
オイルクレンジングとは?
クレンジングにはいろいろな種類があります。
どれも同じと思い、使い心地で選んでいる人もいるかと思いますが、実はクレンジング力がかなり違います。
オイルクレンジングのメリットとデメリット
オイルが主成分になっている、オイルクレンジング。
メリットはクレンジング力が強く、濃いめのメイクもすっきり落とせることです。
デメリットはメイクオフの力は強力な反面、肌のうるおいを奪い肌の乾燥を招いてしまうことです。
実は、私はずっとオイルクレンジングを愛用していました。
初めてオイルクレンジングを使った時、小鼻の毛穴に詰まった角栓がポロポロ取れたことに感激し、愛用するようになっていました。
オイルクレンジングするととても肌がさっぱりするので、Tゾーンの脂っぽさやザラザラ感に悩んでいた私はオイルこそクレンジングNo.1だと思い込んでいたんです。
しかし使い続けていると、肌の乾燥がひどくなる一方でした。
それなのにTゾーンはギトギトして前よりも鼻のザラザラ感がアップするしニキビはできるし最悪でした。
その時、オイルクレンジングは肌を乾燥させるからやめた方がいい、ということを美容系の雑誌で初めて知りました。
まさか、よかれと思って使っていたオイルクレンジングが、肌の乾燥やTゾーンのギラギラ、そしてニキビを招いていたとは驚きでした。
オイルクレンジングを使いこなすポイント
美容系の情報サイトでは、「オイルクレンジングは悪」と考えており、使用をおすすめしていないところが大半です。
しかし、オイルクレンジングは本当に悪なのでしょうか?
濃いメイクのオフに
例えば、濃いめのメイクをした場合、オイルクレンジングを使うとメイクがスルッとよく落ちます。
他のミルククレンジングやクリームクレンジングではメイクオフするために時間がかかってしまうことがあります。
クレンジングに時間がかかってしまうと、肌に負担がかかるので肌のコンディションを下げてしまう恐れもあります。
また、クレンジング時間が増えるのは心理的にいやなものですよね。
つい力を入れてしまったりゴシゴシ洗おうとしてしまう傾向があります。
結論としては、濃いめのメイクをした時は、オイルクレンジングでさっとメイクオフした方が肌の負担が少なくてすむと思います。
普段の軽いメイクには使わない
軽めのメイクなら、肌に負担をかけないタイプのクレンジング(クリームやミルクなど)を使う方法があります。
実は私は軽いメイクの日だけでなく、メイクしていない日も鼻の角栓を取りたくてオイルクレンジングを使っていました。
肌が乾燥したりニキビができても当然ですよね。
ちなみに、クレンジングも同時にできる洗顔料を使う方法もありますが、二度手間を省いてくれる代わりに洗浄力がとても強いので、普段使いにはおすすめしません。
オイルクレンジングの正しい使い方
メイクオフの力が強いオイルクレンジングですが、肌に負担をかけない使い方をご紹介します。
・ポイントメイクはあらかじめ落としておく
・乾いた肌に使うのか、濡れた肌でも使えるのかチェック
・Tゾーンに最初にクレンジングをなじませる
目元と口元のポイントメイクは、ポイントメイク用のクレンジングでやさしく拭きとっておくことで、クレンジング時間を短縮し肌の負担を減らすことができます。
オイルクレンジングには、乾いた肌に使うタイプと濡れた肌にも使えるタイプがあります。
乾いた肌用のものを濡れた肌に使うと、クレンジング効果が落ちてしまうので事前にどんな状態で使えるのかチェックしておきましょう。
Tゾーンは他の部位よりも肌が厚く、頬などと比べると強いので先につけていきます。
そのあと、顔全体にやさしくなじませてから、少量のぬるま湯をつけ洗い流してから洗顔します。
オイルクレンジングを使ったら保湿をより強化する
乾燥を招きやすいオイルクレンジングをしたら、いつものスキンケアはより保湿に力を入れましょう。
乾燥はニキビの元になってしまいます。
化粧水をつけたら、手のひらで軽くプッシュし体温でなじませるのも有効です。
おわりに
オイルクレンジングは肌を乾燥させやすいので、普段使いするには向きませんが、濃いメイクを素早く落とす時には使えるクレンジングといえます。
正しく使いこなすことで、肌への負担を減らすことは十分可能。
その日のメイクによってクレンジングを使い分けるといいですね。