ニキビには弱酸性よりも弱アルカリ性の洗顔料がおすすめ?
毎日スキンケアに使う洗顔料、肌に優しい弱酸性を謳っているCMをよく見かけますよね。
しかし、実はニキビ肌には弱酸性よりも弱アルカリ性で洗顔するのがおすすめ。
その理由と、弱アルカリ性洗顔料の見分け方をご紹介します。
この記事の目次
どうして弱酸性より弱アルカリ性がニキビに良いの?
弱酸性は確かに弱アルカリ性よりも肌への刺激が少なく、洗い上がりが優しいです。
しかし、それ故に洗浄力が低いことで洗顔後も肌に古い角質やファンデーションの洗い残しといった汚れが残りやすいのです。
そのため、ニキビの原因になる余分や皮脂や老廃物をきれいに落とすには弱アルカリ性の洗顔料がおすすめ。
弱アルカリ性の洗顔料は、使用後につっぱりを感じることもありますが、肌のうるおいをそのままに、バリア機能を壊さないで汚れを落とせるので、ニキビ肌の改善につながります。
弱アルカリ性の洗顔料の見分け方
通常、洗顔料が弱酸性か弱アルカリ性かどうかは表立って記載されていません。
メーカーに直接問い合わせて聞くのが確実ですが、成分表を見ればある程度の判断が可能です。
弱アルカリ性の洗顔料の場合は、以下の成分が入っているので確認してから購入しましょう。
・脂肪酸ナトリウム
・脂肪酸カリウム
・石けん素地
弱酸性洗顔料の場合は、クエン酸が成分に入っており、合成界面活性剤で作られているのが特徴です。
弱アルカリ性洗顔料で洗顔する際のコツ
弱アルカリ性洗顔料は、弱酸性と違い洗浄力が高いので使い方を誤ると肌にダメージを与えてしまいます。
以下のコツを抑えて、正しい方法でニキビケアを行いましょう。
短時間で洗顔する
通常、洗顔は時間をかけてていねいに余分な皮脂や汚れを落とし切るのが重要。
しかし、弱アルカリ性の洗顔は短時間で済ませないと、洗浄力が強すぎて肌を乾燥させたり、バリア機能を低下させたりする恐れがあります。
そのため、顔全体を30秒ほどで洗い上げ、その後すすぎに入りましょう。
肌をこすらないように洗う
こすらないように洗うのは、肌にダメージを与えないための洗顔の基本。
特に洗浄力がもともと高い弱アルカリ性の場合は、こすり洗いをすることで肌に必要な皮脂まで根こそぎ落としてしまいます。
また、こすり洗いの際に目に入ると、弱酸性の洗顔料よりもしみやすいので必ず優しく、泡そのもので洗うようにしましょう。
泡をしっかり泡立てて使う
洗浄力が高いので、顔全体を泡でポンポンを押し付けるようにするだけで、十分に汚れを落とすことができます。
そのため、必ず洗顔用ネットなどできめ細かい泡を作り、水を含ませていない洗顔料を顔に直接触れないよう注意してください。
おわりに
弱アルカリ性の洗顔料の中でも、美容成分や保湿成分が入っているタイプもあり、洗い上がりもつっぱりにくいため人気が高いです。
ニキビ肌が気になる人は、弱アルカリ性の洗顔料を使って優しく洗いあげましょう。