ニキビやニキビ跡をケアするには重曹が便利!やり方と注意点
頑固な油汚れを落としたり、ホットケーキなどの膨らし粉として使ったり、様々な用途のある重曹は、肌に使うことでニキビを治療する効果があることをご存知ですか?
重曹は顔だけでなく、自分ではやりづらい背中ニキビやお尻ニキビもケアすることができるのです。
この記事の目次
どうして重曹がニキビに効くの?
ニキビができるのは、毛穴に古くなった角質が溜まり塞いでしまうことが原因。
重曹は弱アルカリ性の性質を持っており、汚れを剥がしてきれいにする効果があります。
そのため、重曹を肌につければピーリングのように肌にある余分な角質を溶かして、きれいにすることができるのです。
また、重曹にはスクラブも入っているため肌に使うことで、表面を研磨するので気になる黒ずみを除去してニキビ跡を薄くする効果も。
ドラッグストアやスーパーで気軽に購入できるため、ぜひニキビやニキビ跡に悩んでいる人は重曹を使ってニキビをケアしてみましょう。
重曹でニキビやニキビ跡をケアする方法
重曹は単体で使うよりも、他のものと組み合わせて使うことで肌への刺激を減らし、有効成分を肌の奥まで染み込ませることができます。
洗顔料+重曹
もっとも簡単にできるスキンケア方法は、普段使っている洗顔料に重曹を加えて洗顔するというもの。
具体的な方法は、泡立てネットを使ってしっかりと泡立てた洗顔量に、重曹をひとつまみ(5g)ほど入れて泡立て直し、顔全体を優しく洗ってください。
手で肌をこすって洗うのではなく、泡を顔全体になでるように置いていくイメージで優しく洗い上げましょう。
その後は、人肌程度の温度のぬるま湯で洗い流してください。
これによって、ただの洗顔料だけでは落としにくいメイクや、古くなった角質がピーリングされて、ニキビができるのを防ぎ、色素沈着してしまった黒ニキビを治していくことができます。
重曹+クエン酸で拭き取り化粧水
梅干しやレモンなど、酸味の強いものに入っているクエン酸は、皮膚科治療で行わるケミカルピーリングに使われる酸でもあります。
そのため、重曹と組み合わせることで、なかなか消えないニキビ跡を集中的にピーリングして、薄く目立たなくさせることができるのです。
クエン酸はドラッグストアで購入ができ、肌に使っても刺激の少ない食品由来のものを選びましょう。
必要なもの
・精製水…100ml
・クエン酸…小さじ1
・重曹…小さじ1
・消毒した密閉容器
やり方
①精製水に、クエン酸、重曹を小さじ1杯ずつ入れてよくかき混ぜます。
②1で混ぜたものを、食毒した密閉容器に入れて冷蔵庫に保存しておきましょう。
③洗顔後に、化粧水をたっぷりとコットンに染み込ませて肌表面を優しく拭き取るようにお手入れをします。
④その後、改めて通常通りの化粧水→乳液→クリームの順で保湿をしましょう。
手作り化粧水には防腐剤などが一切入っていないため、作ってから1週間を目安に使い着るようにしましょう。
この拭き取るお手入れ法によって、肌を優しくピーリングしてニキビ跡を薄くする効果があります。
ただし、コットンで強く拭き取り過ぎると肌を傷つけて、シミの原因になるので注意しましょう。
重曹+グリセリンで保湿剤
繰り返す大人ニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れや紫外線などの外部からの刺激による乾燥によるもの。
そこで、乾燥が気になる場合はグリセリンと重曹を混ぜて作る保湿剤がおすすめです。
グリセリンは保湿効果が高いため、重曹と組み合わせて患部に塗ることで乾燥を防ぎ、ニキビを早期に治癒することができるのです。
また、グリセリンはドラッグストアで500mlあたり800円ほどの価格で購入することができ、手作り化粧水や保湿液を作る際に便利なアイテムです。
やり方
①グリセリン1に対し重曹を3の割合で混ぜ合わせます。
②スプーンで持ち上げた際に、垂れないくらいの硬さにまで練り上げてペースト状にします。
③できたものを綿棒やヘラなどで、ニキビに乗せて5分ほど放置してください。
④最後にぬるま湯や水で優しく洗い流しましょう。
重曹を入浴剤として使う
背中やお尻にできたニキビ跡を薄くする方法としておすすめなのが、重曹をお風呂に入れて入浴するという方法です。
重曹は市販の入浴剤にも入っており、お風呂に入れることで肌の余分な汚れを落とし、全身を優しくピーリングしてニキビ跡やシミを薄くする効果があります。
やり方は、お風呂に15~40gの重曹を入れてよくかき混ぜるだけ。
重曹には体臭を消臭する効果があるため、ボディケアとしても優秀なアイテムです。
重曹を使う際の注意点
食用の重曹を使おう
重曹には、お掃除用や工業用などいくつか種類があります。
ニキビケアとして顔に塗る場合は、必ず食用の重曹を使うようにしてください。
食用以外の重曹は、粒子が粗く肌に使うことで表面を傷つけ、肌荒れの原因になってしまいます。
炎症ニキビがある場合は重曹を使わないようにしよう
重曹はスクラブも入っていると上述したように、敏感肌の人が使うと肌荒れを起こしたり、赤みが残ったりする恐れがあります。
また、炎症している赤ニキビがある場合は、重曹のスクラブ効果によってニキビがつぶれて炎症が進行する可能性も。
そのため、赤ニキビなどの炎症が気になる場合は重曹を使わず、塗り薬などで炎症を抑えてから重曹でスキンケアをしましょう。
おわりに
重曹をニキビやニキビ跡に使うことで、少しずつ症状を改善する効果があります。
ただし、人によっては刺激が強すぎて、重曹を使うことで肌荒れを起こす可能性もゼロではありません。
そのため、ピリピリした痛みを感じたり肌に赤みが出たりした場合は、使用を中止するようにしてください。