ニキビ跡の中でも深刻なのが、「クレーター」と呼ばれる肌のへこみです。
肌の表面に穴が開いたように見えるので、クレーターができてしまうとかなりショックですね。
このクレーター状のニキビ跡は自力で治すことは難しいと言われています。
クレーターができてしまうワケ
クレーター状のニキビ跡ができてしまう理由は、ニキビの炎症が原因です。
といっても炎症したニキビ跡がすべてクレーターになるわけではありません。
クレーターになってしまうニキビ跡は、
・炎症がとてもひどい状態(黄色ニキビ)
・炎症が長引いた
・ニキビをいじりすぎて真皮を傷つけた
これらが原因になることが多いです。
炎症したニキビというと赤ニキビを思い浮かべると思いますが、赤ニキビができても正しい処置をして治していけば、赤みのあるニキビ跡ができる程度ですみます。
しかし、焦って芯を出そうとしたり、気になっていじってしまう、間違ったケアをするなどしてしまうことでニキビをさらに悪化させてしまうことがあります。
すると、膿の溜まった黄色ニキビになってしまいます。
黄色ニキビは真皮層までダメージを与えてしまい、これが凹凸のあるクレーターをつくる原因となります。
クレーターを防ぐには?
クレーター状のニキビをつくらないためには、ニキビが悪化しないようにすることが大切です。
そのためには、白ニキビの段階でニキビを治してしまうのが一番。
白ニキビの対処法はこちらのページで詳しく解説しています。
また、ニキビが炎症をおこしてしまった場合は、赤ニキビの対処法を参考にしてください(赤ニキビのページはこちら)
自力でクレーターは治せる?
ニキビ跡がクレーターになってしまったら、自力で治すのは難しいと言われています。
しかし症状を緩和することは不可能ではありません。
ポイントは、
・保湿とビタミンC誘導体を使ったスキンケアとUV対策をする
・肌をむやみにいじらない
・睡眠をたっぷりとる
・ベータカロテンを含む食材を食べる
これらはニキビができている時と同じケアですが、ニキビ跡や美肌を保つためにも有効です。
ただし、クレーターを薄くすることは可能でも完全にきれいにすることは難しく、しかも時間がかかることを覚えておいてください。
クリニックで治療
クレーターはクリニックで治療する方法があります。
ただ、費用はトータルで数十万になってしまうことも少なくなく、効果も個人差があります。
クリニックでの治療は以下のようなものがあります。
・ケミカルピーリング
・フォトフェイシャル
・レーザー治療
・ダーマローラー
など。
治療する場合は、リスクも含めてお医者さんとよく話し合い納得してから受けるようにしましょう。
おわりに
クレーターが肌に残ってしまうと、メイクで隠すのも難しく憂鬱ですね。
そうならないためにも、ニキビケアを正しく行うことはとても大切です。