夏こそ注意したい!ワキの下にニキビができる原因はアレだった!?
体のあちこちにできるニキビですが、実は汗をかきやすいワキの下もニキビができやすいパーツ。
痛みをともなうニキビが多く、腕の曲げ伸ばしがしづらいなどの問題も起こりやすいため、悩んでいる人も少なくないのです。
この記事の目次
どうしてワキの下にニキビができるの?
汚れや老廃物などが溜まりやすい
ワキの下は、汗が出てくる汗腺が集中して集まっている場所。
そのため、汗をかいたままで過ごすとワキの下が蒸れ、体温によって温められるため雑菌が繁殖しやすいです。
この繁殖した雑菌や汚れがワキの下の毛穴を塞いでしまい、ニキビが出来る原因に。
また、ワキの下は一度ニキビが治っても、蒸れやすい環境のためニキビが繰り返しできやすい場所でもあるのです。
制汗剤のクリームやパウダーで毛穴を塞いでしまう
汗の発生を抑えて臭いを防ぐ制汗スプレーやクリームは、汗の水分をパウダーやクリームが吸着しています。
その細かいパウダーの粒子、密着力が強いクリームをワキの下に塗ることで、汗腺や毛穴を塞いでしまいます。
使った制汗剤をきちんと洗い落とせていないと、毛穴の詰まりが長期化し、ニキビができやすい状態になるのです。
カミソリなどのムダ毛処理
ワキの下のムダ毛をカミソリで処理していると、皮膚や毛穴に刃が当たりダメージを与えてしまいます。
また、毛根から抜き取る毛抜きは仕上がりがキレイですが、毛根が抜けた部分が穴になり、そこに雑菌が侵入しやすくなる原因にも。
カミソリによる肌へのダメージ、毛抜きで毛穴を広げるなどのムダ毛処理の仕方を続けていると、細菌に感染してニキビが慢性化しやすいのです。
ワキの下にできたニキビへの対処法は?
ゴシゴシとこすって洗わない
汗をかきやすくベタつくワキの下は、つい体を洗う際に強くこすってしまいがち。
しかし、汚れを落とそうと力を入れて洗っていると、ワキの下の皮膚にダメージを与えてバリア機能が低下してしまいます。
また、こすることで肌を弱酸性に保つために必要な常在菌まで退治してしまい、雑菌やウイルスなどから無防備な状態になるのです。
そのため、ワキの臭いやベタつきが気になっても、ゴシゴシとこすらずにたっぷりの泡を立てて、優しくこすり落とすようにしましょう。
制汗スプレーやクリームの使用を控える
制汗スプレーやクリームは、汗によるベタつきを抑えてくれますが、使い続けることで毛穴を塞ぐ恐れがあります。
中にはスプレーやクリームの成分が肌に合わず、ニキビや肌荒れを起こしてしまうことも。
そのため制汗スプレーなどは使わず、汗をかいたらタオルでこまめに拭きとってケアをしましょう。
ミョウバン水でケアする
ミョウバンは天然の鉱物であり、漬物や麺などに入っている「かんすい」のこと。
このミョウバンは殺菌効果や肌を引き締める収れん効果、さらには制汗効果がある成分です。
そのため、ミョウバンをワキの下に使うことで、ニキビができにくい肌環境を作り、さらに殺菌作用と制汗作用によって汗の発生や臭いも抑える効果があるのです。
そこでおすすめしたいのが、手軽に作ることができる「ミョウバン水」。
作り方は、1.5リットルのペットボトルに入れた水とミョウバン50gを混ぜてよく振るだけ。
作ったミョウバン水は、日が当たらない涼しい場所に丸一日安置して完成です。
これをスプレーボトルに入れてワキに吹き付けたり、ハンカチに染み込ませてワキの下を抑えたりしてニキビの発生を防ぎましょう。
手作りミョウバン水は添加物などが入っていないため、作ってから一か月以内を目安に使い切ってください。
ムダ毛処理は電気シェーバーか永久脱毛で
カミソリや毛抜きによるムダ毛処理は、ワキの下の皮膚や毛穴を傷つける原因になるので、電気シェーバーか永久脱毛での処理がおすすめ。
電気シェーバーは安いものだと1,000円台から購入できるタイプもあり、直接刃が肌に触れないため負担を軽減することができます。
また、永久脱毛は初期費用がかかりますが、ワキだけだと数千円で脱毛できるお店も少なくありません。
ワキの下のニキビが気になる方は、この機会にエステの脱毛も検討してみましょう。
ビタミン類を摂取する
慢性的なニキビを治すには、制汗スプレーを使わないなどの外部からの刺激の他に、体の内側からケアをして原因を失くすのが重要。
そこで、肌に良い成分が豊富に含まれたビタミンB2やCなどを摂取するのがおすすめです。
食品からはもちろん、足りない分はサプリメントで補うのが便利です。
ニキビに効果的なビタミンは以下の通りです。
○ビタミンA…卵、チーズ、ニンジン、かぼちゃ
皮膚や粘膜の働きを正常化し、肌を保湿する効果があります。
○ビタミンB2…レバー、牛乳、納豆、卵
皮脂の分泌量を調整し、肌の新陳代謝を促進してニキビの発生を予防します。
○ビタミンC…イチゴ、レモン、オレンジ、パセリ、ブロッコリー
高い抗酸化作用があり、肌の酸化(=老化)を防いで古くなった角質などを剥がれやすくする効果がある成分。
このような栄養素を積極的に摂り、ニキビができにくい体質に改善していきましょう。
おわりに
ワキの下のニキビは、洗いすぎや制汗スプレーなど普段の生活習慣が引き金になっていることも多いです。
ニキビが気になるときはワキの下に余分なものをつけず、肌への負担を減らしてキレイな肌を取り戻しましょう。