うるおい成分セラミドはニキビを悪化させる?使い方のポイントとは?
セラミドはヒアルロン酸やコラーゲンと合わせて、肌の三大保湿成分と呼ばれています。
このセラミドは大人ニキビに効果がある一方、セラミド配合商品を使ったことで症状が悪化したという報告もあるのです。
この記事の目次
セラミドってどんな成分?
セラミドは、もともと皮膚の角質層に存在している「角質細胞間脂質」のこと。
この角質細胞間脂質は細胞同士をくっつける働きがあり、肌をうるおわせて外部の刺激から守る役割を担っています。
ニキビと言えばオイリー肌の人ができるイメージがありますが、大人ニキビが繰り返しやすい人の多くはセラミドが減少したことで乾燥肌になっているケースもあるのです。
肌のうるおいを保てないと、外からの刺激から守るために皮脂の分泌量が多くなったり、角質層が厚くなったりと肌の老化が進みます。
その結果、毛穴が角質や皮脂でふさがってしまいニキビができやすい肌環境に。
このように不足したセラミドを補ってあげるためには、セラミド配合美容液を使って外から肌にうるおいを与えるのがおすすめです。
ニキビ肌に効果的なセラミド配合美容液の選び方は?
ヒト型セラミド配合を選ぼう
セラミドには天然、合成、植物性、ヒト型の4タイプがあります。
その中のヒト型セラミドは、人の体にある角質細胞間脂質とほとんど同じ化学構造を持っているもの。
人の体に近いものであることから、保湿力や浸透性に優れており肌によく浸透して馴染みます。
また、肌に使っても刺激が少ないためニキビができてダメージを受けた肌におすすめです。
配合量の高いものを選ぼう
セラミド配合と書かれている商品でも、その配合量はさまざまです。
セラミドは原料が高価なので、価格が安い化粧品だと配合量が極めて少ない可能性も。
平均はセラミド配合美容液は3,000~5,000円あたりのため、それを目安に商品を選びましょう。
そして、化粧品は全成分表示が義務付けられており、配合量が多い順に記載されているので、全成分のうちセラミドが上の方に表記されているものは、配合量が多いと判断できます。
ニキビ肌に効果的なセラミド配合美容液の使い方は?
規定量を守って使用する
まず、セラミド配合美容液は説明書に書かれている規定量を守って使用することが大切です。
むやみにたくさん使っても、その分だけニキビに効果があるというわけではありません。
規定量よりも少ないと肌がうるおわずに乾燥肌が進行しますし、多くなると毛穴を塞いでニキビが発生する原因に。
自己判断でセラミド配合美容液を使わず、あらかじめ説明書をしっかりと確認して継続して使うようにしましょう。
セラミド配合美容液は手で塗る
美容液などのスキンケアは素手でなくコットンを使った方が良いと言われていますが、セラミドの場合は手を使ってお手入れするのがおすすめ。
ニキビ肌の状態でコットンを使うと、その繊維が刺激になってニキビの炎症を悪化させることがあります。
そのため、セラミド配合美容液は手のひらに乗せて、顔全体を包み込むようにして優しくパッティングしましょう。
頬に乗せたら、目や口元、顎からフェイスラインにかけて塗りムラがないように、しっかりお手入れしてください。
まとめ
セラミドは加齢によって減っていってしまうため、乾燥肌に悩んでいる人はセラミドを外側から補充してあげましょう。
保湿力の高いセラミドを活用すれば、乾燥肌が和らいでニキビができにくい肌に変化していきます。